ナノテク・実装関連技術

シーズ技術名 技術の概要 技術の優位性
炭素繊維を利用した電子線・X線源 炭素繊維(ウイスカー)の先端に導電性セラミックスの細線を成長させた素子を陰極として、電圧を掛けると、効率よく電子線やX線を得ることができる。 ・冷陰極のため省エネ、装置の小型化や軽量化が可能。
・面放射のX線撮影装置が可能
高分子半導体の積層・塗りわけを可能にする有機デバイス製膜法 超希薄ポリマー溶液を加熱チャンバー内へ噴出し、溶媒を飛ばしてある程度の濃度まで濃縮した後、チャンバー他端に設けられたノズルから基板上に吹き付けて膜を形成させる。 ・希薄溶液からのポリマーデバイス製造に成功した。
・同じ溶媒を用いて下層にダメージを与えることなく積層できる。
・マスクによる塗り分けが可能
レーザーカラーマーキング法の開発 金や銀の薄膜にレーザー光を照射することでナノ粒子を創製し、サイズに合わせて発色させる。金色や赤、青、黄色などの発色が確認されている。 ・1種類の金属膜と1種類のレーザー光によって多種の発色が可能
・簡単で低コスト
10nmパターン形成近接場光リソグラフィー技術 微細加工を行なう近接場光リソグラフィー技術において、エバネッセント光を発生させる近接場ブローブとして金属ナノ探針を用いる。 ・10nm以下の空間分解能が得られた。
・微小開口ブローブに比して、光量が減衰しないばかりか、反対に集光して光が強まる。
可視光レーザーを用いたナノ加工技術 可視光領域で鋭い吸収ピークを有するナノ粒子を基板上に並べ、上から吸収波長と同じ波長の可視光レーザーを照射することにより、基板に孔を開ける。 ナノ加工を施す光は極短波長(190nm以下)であったため、酸素無しの条件下での使用に限られていたが、本技術は大気圧での加工が可能。
高強度レーザーを用いた新しい有機コロイド作製技術 液中にあるバルクの有機化合物に高強度のパルスレーザーを照射し、有機化合物を破壊粉砕することにより、ナノサイズの有機コロイド分散液を得る。 ・サイズは10nmオーダーであり、しかも粒子径分布が狭い。
・1プロセスでナノ粒子コロイドが得られる。
・分散剤を必要としない(化学的に純粋)。
基板上へのナノ細線の形成方法 カチオン性界面活性剤を用いて基板上に鋳型を作り、その鋳型に銀のナノ粒子を流し込み、加熱溶融によって細線を得ると同時に、鋳型を加熱分解除去する。 ・ナノオーダーの細線が得られる
・多点での相互作用による結合であるため、脱着が容易でない
・基板を多種多様に選ぶことができる
光化学的構造制御による新規ナノ複合体材料の開発 硫化カドミウムのナノ粒子にシリカを被覆した後、制御された波長の光でエッチングすると、中にある硫化カドミウムを任意の粒子径まで小さく出来る。更に、シリカとの間に出来た空隙にロジウムなどの触媒を嵌め込むと触媒の寿命が延ばせる。 任意の粒子径に制御された粒子を内包する複合体を得ることが出来る。更に、活性の高いジングルベル型構造体の触媒を得ることが出来る。
中空酸化チタン繊維の製造法 有機繊維をチタンの溶液に浸漬し、加熱などにより繊維表面に0.1μm以上の厚みを持った酸化チタンの皮膜を析出させた後、当該繊維を焼成などにより除去した中空の酸化チタン繊維を得る。 中空であるため、アルデヒドやトルエンなど健康阻害気体を接触により容易に光分解する。
生体分子スクリーニング用の金/磁性酸化鉄ナノ粒子の開発 金イオンを含む水溶液に酸化鉄イオン粒子を分散させ、両者の共存下で放射線又は超音波を照射すると、酸化鉄の表面に金の粒子が担持された金/磁性鉄ナノ粒子が出来る。 磁性粒子に有機物や重合体を被覆した磁性ビーズは存在するが、目的生体分子毎にコーティング材を変える必要がある。
機能性バイオナノ磁性粒子の創薬への応用 磁性細菌が持っている菌体内に均一なナノサイズの磁性粒子を合成する能力を利用して、G蛋白質共役受容体を磁性粒子上に融合蛋白質として発現させ、リガンドスクリーニングに用いる。 均一ナノサイズの磁性粒子上に目的とするGPCRをアセンブリングする技術を確立し、有利かつ効率的に網羅的リガンドスクリーニングを可能とした。

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