化学反応・バイオ関連技術

シーズ技術名 技術の概要 技術の優位性
金属間に二重結合を持つ新規の有機金属化合物 遷移金属のうち、d軌道に二重結合を持つ9族(特にIr及びRh)を有機配位子で修飾したものは、現有のIr=IrやRh=Rh化合物の中で一番短い結合距離を持っていた。このことは強力な還元力と高い反応性が期待できる。 ・新分野を拓く可能性を持つ新規化合物を提供した。
・有機金属化合物であり、目的に応じた分子設計が可能
スルホン化天然ゴム共重合体 天然ゴムにフェニル基を有するモノマーをグラフト重合してからスルホン化することにより親水性部位と親油性部位を有する機能性ポリマーを合成し、水中でのエステル化反応の酸触媒として応用した ・ゼロエミッションの素材である天然ゴムの活用
・産地が限定され独占に近い
高分子担持ナノ金属粒子触媒の創製と機能開発 不溶性高分子内に均一に分散したパラジウムあるいは白金のナノ粒子を創製した。ナノ金属粒子特有の高い酸化還元活性に立脚する新規な反応が水中あるいは無溶媒で進行し、触媒の回収再使用も可能。 ・従来には殆ど類例の無いアルコールによるアルキル化や水中でのアルコール類の酸素酸化が触媒される。
・また脱ハロゲンでのアルキル化反応が可能。
希少糖の生産及びその用途開発 酵素反応による全単糖の体系化に成功し、「イズモリング」なる体系戦略を完成した。これにより自然界に多量に存在するD-グルコースやD-プシコースを出発材料として、酵素反応を用いて希少糖が生産できるようになった。 ・酵素反応のためD-体とL-体を分離する必要がない。
・非常に高価な希少糖が比較的安価な値段で手に入るようになった。
可溶性ポリフェニレンの合成と応用 m-フェニレンとp-フェニレン又はo-フェニレンをある割合で混ぜて重合した共重合体はTHFやクロロフォルム等に可溶となる。そのような共重合体を得るための触媒と重合方法を開発した。 耐熱性(500℃)ポリスチレンと見なすことが出来、その用途への展開が可能である。さらにスピンコートにより強いフィルムが得られ、高配向炭素材料への展開も可能。
水も有機溶媒も使わない環境調和型エステルの製造方法 超臨界二酸化炭素の反応場に於いて、酸触媒の存在下、カルボン酸とアルコールからエステルを得るエステル化反応を行なう。水も有機溶媒も使わないため、環境調和型エステル化反応が実現できる。 超臨界二酸化炭素は水を効率的に分離除去する性質を持っており、収率良くエステルが得られる。また、表面を洗浄する能力にも優れているため、触媒がそのまま繰り返し使用できる。
相溶性二相有機溶媒システムによる液相化学プロセス 適切な低極性有機溶媒と高極性有機溶媒とを選び出して組み合わせると、低温下では二相分離しているが、加温により相溶性となり、しかもこの現象が可逆的に起きる。この現象を液相化学プロセスに応用し、高い反応活性を確保しつつ、反応後の分離を容易にする。 バイオマテリアルなど高極性化学物質、医薬品原料等の合成、分離など、従来コスト、回収率などに問題があった高付加価値物質の製造に適する。
アルマイト触媒の製造技術と環境浄化技術への応用 軽くて丈夫、伝熱性・加工性の良い金属アルミニウムの陽極酸化によって得られる多孔質アルマイトを触媒又は触媒の担持体として利用 独創性を基に軽量・高熱効率を武器にして、車輌、建築、公共施設など幅広い市場での事業展開が可能
超臨界流体を用いた新規繊維加工技術の開発 超臨界流体の高分散性、高浸透性を利用して、PPやPOなどの難染色繊維の染色や、耐久性の高い防水や防炎加工など、種々の繊維加工技術を開発 従来染色し難く、繊維への展開が限定されていたポリプロピレンやアラミドなどの繊維の染色を可能にした。

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