ナノ銀メタル

銀含有量73%ではなく

27%の1:1錫・銀合金

特許第6380852号

特許第5953361号

これに対して、5nmの銀のナノ粒子に錫系のはんだ粉を混ぜて熱処理すると、銀のナノ粒子が170℃で低温凝集して錫と反応し、しかもその反応が瞬時的に固化する固相反応(shot-gun reaction)であるため、従来の熔融反応での反応中間体である1:1錫・銀合金と言う、今までの相図にも載っていなかった新しい金属間化合物を系外へ取り出すことに成功しました。

【ナノ銀メタルの成分組成】

成   分 Ag Sn Bi
ナノメタル 27.5% 30.3% 42.2%
(重量%)

【ナノ銀メタルの長所】

省エネ冶金技術
銀の融点が961℃のため、銀を成形加工するためには1000℃以上に加熱する必要がありますが、ナノ銀メタルはペーストのため室温で成型加工ができ、しかも170℃と言う低温で金属化ができるため、究極の省エネ冶金技術と言えます。

省資源な金属材料
銀は比較的多量に産出されると言われていますが、所詮は貴金属であり、クラーク数は0.000007と亜鉛の1万分の1しか存在しません。それ故、銀を27.5%しか含んでいないナノ銀メタルでありながら、銀と同等の導電性や耐熱性を持つということは、ある意味では省資源な金属材料と言えます。

錆びない銀
銀の最大の欠点は酸に弱く、空気中に放置しておくと錆が出ると言うことです。それ故、銀の食器や燭台などは常に磨いておく必要があります。それに対してナノ銀メタルは酸に強く、長いこと空気中に放置しても錆が出ません。

3Dプリンターで成型可能
金属加工用の3Dプリンターは現在レーザープリンターが市販されていますが、1台1億円と高額であり、一般には普及していません。これに対しナノ銀メタルは室温で成型でき、しかも170℃で金属化できるため、市販の3Dプリンターで十分対応できます。

錫・銀合金は昔から主にアマルガム法で作られ歯科治療具などに使われていますが、錫の周りに銀が3つ付いた1:3錫・銀合金のband energyが他の結合形態に比べて著しく低いため、溶融状態で反応させた場合は、反応途中では他の構造のものも存在しますが、最終的には全てがこの1:3錫・銀の構造を取り、他の構造のものは存在しませんでした。

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