技術内容の詳細

整理番号 st035
テーマ名 誘導加熱方式による過熱水蒸気を用いたドラム缶剥離洗浄システム
研究担当者
及び連絡先
宮武 和孝:大阪府立大学 大学院 生命環境科学研究科 教授
連絡先:
 E-mail:
研究の概要 誘導加熱の制御性、効率性を利用し、誘導加熱で加熱した過熱水蒸気を用いて内部の洗浄・乾燥を行なうとともに、高周波誘導加熱により外側塗料の剥離を行なうドラム缶リサイクルシステム。これにより、労働環境の改善だけでなく、エネルギーなど環境負荷の大幅な低減を確立した。
JST主催新技術説明会(大阪府立大学;2007.10.26.)で発表
開発の目的 ドラム缶再生リサイクルの剥離・洗浄工程で、騒音、廃棄物処理、塗料、大量エネルギーと水の消費、有害化学物質の除去問題があった。今回の誘導加熱法にて過熱水蒸気を発生させ、剥離・洗浄を行い、騒音とエネルギーと水の消費を劇的に節約するシステムができた。
構成する
技術要素
・誘導加熱による高制御性加熱システム
・過熱水蒸気の熱特性を活かした洗浄・乾燥、熱伝達
・過熱水蒸気余熱利用と誘導加熱による剥離工程への利用による総合熱・動力エネルギーの低減化。
研究の背景
及び動向
過熱水蒸気とは100℃で蒸発した飽和水蒸気を常圧で更に高温加熱した無色透明のH2Oガスで、@高い熱伝達性を持ち対象物を短時間で加熱できる、A凝縮作用により洗浄・脱脂の高い効果が期待できる、B高温無酸素状態からの防錆・殺菌が期待できる、などの特性を持っている。
適用可能な
用途
・多様な素材ドラム缶洗浄に適用できる。
・ドラム缶以外の容器洗浄にも利用可能。
・有機溶媒・油汚染容器の洗浄・剥離にも展開できる。
市場での
優位性
誘導加熱による過熱水蒸気による内部洗浄と乾燥工程を同時に行い、余熱を保持したまま剥離工程を行なうことで、工程におけるエネルギー消費を大幅に削減し、同時にショットブラスト滓を生じない環境負荷ゼロシステム。
実用化への
課題
・現在、誘導加熱利用技術は可能なところまで開発済み
・さらなるゼロエミッション化として、凝集した洗浄水を浄化、再利用する技術が必要であったが、これもベンチャー企業との協働により解決
・協働による一連の装置製造を希望される企業を募集

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