技術内容の詳細

整理番号 st047
テーマ名 銀ナノ微粒子の低炭素化製造技術と低温導体化
研究担当者
及連絡先
栗原 正人:山形大学理学部 物質生命化学科 教授
連絡先:山形大学 国際事業化研究センター 鈴木 洋一
 E-mail:yu-chizai@jm.kj.yamagata-u.ac.jp
研究の概要 室温焼結する銀ナノ微粒子の簡便で高収率、安価な大量合成法を提案する。短時間でしかも低温熱処理(100℃以下)で導体化し、しかも有機溶剤中での高濃度安定分散を両立させた。
開発の目的 最近、機能性ナノ粒子の大量合成技術がその実用化段階に至って課題として顕在化してきたので、簡便で高収率、安価な大量合成法を提案する。
構成する
技術要素
・硝酸銀をシュウ酸銀に変換:水溶液を混ぜるだけで定量的に沈殿物ができ簡単にろ過可能
・シュウ酸架橋銀アルキルアミン錯体の形成:多種多様なアルキルアミンが使用可能
・アルキルアミン保護銀ナノ粒子:100℃で加熱するだけで10分以内に反応終了
・有機溶剤へ独立分散:攪拌だけで簡単に高分散できる
研究の背景
及び動向
従来の熱分解法によるナノ銀の製造では、
・有機溶媒系で使用できる還元剤のバリエーションが意外に少ない。
・少量の生成物を得るのに莫大な溶媒や過剰の保護材を消費していた。
・高温で長時間加熱する必要があり、スケールアップの際に熱媒や加熱装置の選定が困難。
・生成した銀ナノ粒子の単離・精製に手間とコストが掛かっていた(限外ろ過)。
適用可能な
用途
・プリンテッドエレクトニクスの電材用途
・プラズモニクスによる光エネルギー高効率利用用途
・光反射
・抗菌
市場での
優位性
・銀の地金の値段を90円/gと設定した時、ナノ銀は140円/gで製造可能(比例費のみ)
・多種の分散媒に分散可能
・スケールアップが容易
実用化への
課題
・産業応用レベルの大量合成技術の確立
・多様なアプリケーションの開発
・コンソーシアムの設立

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